大切な人や家族が突然、家で亡くなられた場合の 対処方法を考えたことはありますか?
その時にもし救急車を呼んでしまうと 遺族はさらに辛い目に遭ってしまいます。
今回は家族が自宅で亡くなった時に 救急車を呼んではいけない理由を紹介します。
高齢化社会を迎えた日本。
今回紹介するのは
「同居する年老いた母が万が一 自宅で亡くなって見つかった場合、どうしたらいいのでしょう・・・」
という質問です。
現役の医師、曰く
「亡くなっていることが明らかな場合、救急車を呼んではいけない」
とのことです。
私の母は90歳になります (3人家族、母、私は実娘で同居63歳、私の夫)。
母は現在認知症ですが、週に3回ほどデイサービスに通っております。 最近は年齢それなりに弱ってきておりますので、 もしもの事態も遠くないことと思い、知っておきたいことがあります。
病院で看取ることになれば何の問題もありませんが、 家で看取った場合、その時どのようにするのが一番いいのでしょうか?
現在、内科関係で個人の医院にお世話になっておりますが そこは往診はしておりません。 きのういつもの薬をだしてもらいに私だけが医院に出向いたので、 ついでに受付に上記の事をお聞きしました。
「たとえば朝起こしにいったら死んでいた場合、 先生に電話したら来てくださいますか?」
奥で誰かと協議をしての返事ですが、 医院が開いているときは出られないし、 また急に行っても死亡原因がつかめるかどうかも含め いろいろの問題があるとのことでした。
それ以上深くは追及はしてきませんでしたが、 いつもかかりつけている医院がこうですので 土、日などに当たった場合などまったくわかりません。
まだ息があれば救急車を呼べますが、 亡くなって見つかった場合、 どのようにするべきかを教えてくださいませ。
往診してくれる医師を探して頼んでおくことです。 もちろん、かかりつけ医を変更するしかありません。
在宅で死亡した場合、 主治医が死亡診断書を書いてくれれば何も問題はありませんが、 今の主治医は死亡診断書を書いてくれそうもないので、 お母様が生きている間に死亡診断書を書いてくれる 主治医を探しておきましょう。
「息があれば救急車を呼びますが」と書いておられますが、 ほとんどの場合、お母様が亡くなったら、死んでいるにも関わらず 救急車を呼んでしまうものなのです。
お母様の死に直面したときに、どれだけ冷静でいられるか? それは分かりません。
お母様の死を覚悟していて、冷静に対処できればいいのですが、 通常、家族は慌ててしまい、取りあえず 救急車を呼んでしまうものなのです。
救急車を呼んで、救急車が到着してお母様が亡くなっていたら、 救急車はお母様をそのままにして帰りますが、 すぐ警察に連絡しますので代わりにおまわりさんが来ます。
おまわりさんが来たら、家族全員事情聴取をされます。 要するに誰かが殺したのではないか? と云う疑問を晴らすために家族全員から事情聴取をするのです。
家族全員の数時間に及ぶ事情聴取のあとで やっと解放されることになるのです。
この事情聴取を受けないで済ませる方法はたった1つだけです。 お母様が亡くなっていたときに絶対に救急車を呼ばないことです。
では、お母様が亡くなっていたらどうすればいいのか?
それは、救急車を呼ぶのではなく、主治医を呼ぶのです。 そして、主治医に来てもらって 死亡診断書を書いてもらえばいいのです。
家族が亡くなることを覚悟していて冷静な判断が出来ればよいのですが、 ほとんどの場合、亡くなっているにもかかわらず 慌てて救急車を呼んでしまうものなのです。
ではもし、救急車を呼んでしまうとどうなるか?
ほとんどの場合、以下のような状況になります。
■ドクターは自宅で死亡を確認すると 亡くなられた方をそのままにして帰ります。
■ドクターは即座に警察に連絡をするのでおまわりさんがやってきます。
■家族全員が一人づつそれはそれは丁寧に事情徴収を受けます。 要するに誰かが手をかけたのではないか? という疑問を晴らすために聴取を行うのです。
・誰が遺産相続人であるか ・遺産はどれほどあるか ・最近故人と揉めた人はいたか ・家族関係の良し悪し
などを聞かれるそうです。
■最悪の場合、故人が不審な亡くなり方であると判断されれば 否応無しに解剖へまわされてしまいます。
■解剖を行うことになった場合、 家族の同意なく体のあちこちを開かれてしまいます。
さらには、解剖後どこの部位を解剖したのか 報告すらないことが多々あります。
故人は静かに眠るように 息を引き取っただけという場合でもです。
もちろん、何か事件に巻き込まれた可能性があるかもしれませんし、 本当に原因を突き止めたい場合もあるかもしれません。
それでも救急車を呼ぶということが 最愛の家族を亡くした悲しみ以上に傷付く可能性があります。
よりよいお別れのための知識として、 心の隅に持ち合わせていると良いかもしれません
・私のおじいちゃんがなくなったとき おばあちゃんが救急車呼んだらおばあちゃんが 犯人扱いされててみている方が腹がたちました
・法律で救急救命士に死亡鑑定書を出す権利を与えるべき。 高齢者の方達が増えた現代、 警察は毎日のように家で亡くなってる老人宅に行き 事件性がないか出動してて半日ぐらい それに時間さくから他の事件処理が追いつかないらしいで
引用元:https://kwsklife.com/family-ambulance/,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]